家族信託について聞きたいです。
以前、家族信託について司法書士の方の無料相談を受けてみました。
その際、仮に親が認知症になってから他界するまでに親の資産を動かしたり不動産を処分するような事をしないのであれば、特に家族信託は必要ありませんと言われました。
両親ともに70代後半ですが、まだ認知症にはなっていません。
仮に認知症となっても、今のところ親の資産や不動産を動かす予定もないのですが、それであれば家族信託は必要ないですか?
何か見落としがあると心配なので質問させていただきました。
今のところ・・・・予定もない
これがクセモノです。
日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳。
平均寿命は若くして亡くなる方がいるので低くなりがちです。
実際には高齢者になれば、平均寿命よりも長生きされる方のほうが多いものです。
わたしたちは、今、お客様のライフプランを考える際に103歳まで生きることを前提条件としています。
70代後半のお父様とお母様が103才になるまであと25年程度あります。
日本人の生涯医療費は2700万円(厚生労働省平成27年統計)。
介護は別です。
そして高齢期に半分以上が発生します。1350万円。
自己負担を1-3割とみれば400万円くらいでしょうか。
こういう金額の支払いなどを将来の生活収支に落とし込んでみてほんとうになにもしなくていいか、という問題を考えていきましょう。
潤沢な現金や生命保険等の資金の手当のめどがあれば正直ほぼ問題はないと思います。
多くの方はそういう手当がないので、家族信託や任意後見制度の利用によって、将来の財産管理と処分の選択肢の幅を確保されています。
103歳まで生存した場合でも十分な生活ができるために支出できる資金が自由に使える状態にあるか。
まずはご自身で、ひとりで難しければFPや法律専門家とともに、分析と検証を依頼してみましょう。
回答No.1 2022.04.16 19:33