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Question
相続への備え

相続対策について。何からしておけばいいのかわかりません。
両親が小さいながらも会社を経営しており、継ぐように言われています。私の他に兄弟が2人いるのですが、長男の私が会社を継ぎ、実家も相続するように言われています。そもそも相続について何もわかっておらず、何を準備しておけばいいのかわかりません。教えてください。

相続 > 相続対策 サトウ / 2022.04.09
Answer
荻野 恭弘  司法書士 愛知県

得意分野:家族信託コンサルティング 事業承継コンサルティング 資産承継コンサルティング

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荻野 恭弘  司法書士 愛知県

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相続+事業継承は「3要件(人・株・成長の継承)」の準備を。

相談者さんの場合、相続(財産の継承)だけではなく「事業継承」についてもお悩みとお見受けいたします。

相続を含む事業継承の成功は3要件で表現されます(独断と偏見ですが)。

人が継承できるか。
後継者を決めて、その人が社長・経営者になる準備です。
具体的には経営を学ぶ。経営とは本来思い通りに動かないもの(牛や馬、転じて「組織」)を動かすことです。自分自身の手足ですら実は思い通りに動きません。型を学び実践して周りからのフィードバックをうけて素直に修正していきましょう。

株を承継できるか。
この場合の株とは事業用資産すべてを含みます。これらを争いなく分けて、かつ納税も問題なくできて、後継者が株を手中に収める準備です。
小さいながらとご謙遜されておられますが、小さいということは逆に個人と会社がしっかり分別(ブンベツ)されておらず、相続をきっかけに事業用資産継承で会社が傾く事例が多いものです。今の社長が会社といろいろ資産を持ちあったりしたら解消したいところですし、しらない株主も整理の対象です。また相続税納税があればその資金もあるかどうか。
これは現状把握から始まります。

成長を継承できるか。
成長とは業績・利益の伸びです。過去30年くらいまでさかのぼり、事業・業績・利益の推移を先代社長に確認してみましょう。先代社長のやってきたこと、やりたかったがやらなかったこと、今後やりたいことをを聴き、自分自身がおなじように「今後やりたいことを言葉に」してみましょう。
やりたいことは二つの側面から言葉にします。一つは夢。ゴールであり、一定期間後の状態です。年商〇億円の△△地域ナンバーワン○○業という名詞で表現されます。さらにもう一つは自社の企業の存在目的。これは会社で何をしているときがワクワクするかです。動詞で表現されます。この二つのやりたいことをじっくり考えて書き出すといいでしょう。そうして後継者による成長の継承の基盤ができあがります。

事業継承は、相続問題にとどまらず、いわゆる「変数(いろいろ対策が打てるポイント)」が多く、一人では現状把握や対策の立案が難しいものです。まずは専門家に「現状把握の相談」をしてみることがスピードの肝だと思います。

回答No.1    2022.04.10 12:31


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