祖父が私に土地を残したいと言ってくれています。
祖父は現在88歳で健在です。祖母は他界しており、私の母を含めて3人の子どもがいます。
祖父から土地がもらえるならそこに自分の家を建てようと思っていますが、贈与や相続など、どのような方法が適切でしょうか。
贈与だと税金が高いと聞き、相続の場合は遺言書が必要と聞いています。やはり相続でもらうことにして祖父に遺言書を用意してもらう必要があるのでしょうか。
家を建てる時期はいつでしょうか。
家を建てる際には、建築費用についてはローンを組むことを検討していますか。
ローンを組む場合には、敷地にも抵当権を設定するので、祖父様名義のままですと、祖父様の認知能力の低下リスクがあります。
祖父様のご体調は年齢の割にはお元気だけど、認知能力の低下は最近気になる、というシーンにおいて、生前の贈与を検討される方は多いようです。
その場合には、相続時精算課税制度を利用して土地をご相談者様に贈与するのは、一つの選択肢と思います。
国税庁タックスアンサー
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4103.htm
相続時精算課税制度の利用により、今かかる贈与税は軽減できたとしても、不動産を贈与する場合は、登録免許税の税率が2.0%になるなど、相続の際に移転するより経費は一般的に割高になる傾向があります。
建物費用のローンを組む予定がなく、ご自身が家を建てる土地の名義が将来、確実に自分のものになればよい、ということであれば、遺言により、その道筋だけつけておくのでもよろしいかと思います。
回答No.1 2022.04.18 15:29