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例) 家族信託、相続対策、認知症

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Question
どこまでの財産を家族信託に入れるか

父親の資産がざっくり預金7,000万円、自宅3,000万円、投資信託2,000万円らしいです。何をいくらくらい家族信託にするのが良いでしょう。ちなみに父も母も元気ですが、数年以内に介護施設入居や認知症になるのでは、と予感しているらしいです。私には妹が一人います。

相続 > 家族信託 たぬ / 2022.04.25
Answer
鈴木 敏起  司法書士 東京都

得意分野:家族信託×財務コンサルティング、おひとりさまライフコンサルティング、資産承継コンサルティング

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鈴木 敏起  司法書士 東京都

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家族信託で資産運用し、両親の預金の減少幅を抑える

父様の金融資産は預金7,000万円、投資信託2,000万円で総額9,000万円。
資産形成を順調にされてきましたね。これからかかっていく、介護医療費や、施設入居費に対しても安心できる数字と思います。

さて、一般的には、ここから先は取り崩しのステージ。父様と母様の生命寿命を想定し(たとえば95歳、100歳など)、そこまで資金寿命が枯渇することなく届くかどうかを検証します。

しかし、金融資産を順調に積み上げてきた方こそ抱く気持ちがあります。それは、「できれば預金を減らしたくない」ということ。ごもっともです。

そこで、投資可能額を再検討し、預金の一部をもう少し資産運用に回し、資産の減少幅を抑えながら、今後の父様と母様の老後生活を支える、ということも検討に値します。

父様と母様の年齢を考えると、次世代であるご相談者様が積極的に運用に関わるべきです。そこで、金融商品(投資信託)の家族信託です。

受託者としてご相談者様が投資信託のポートフォリオ運用を継続していきます。資産運用に明るくなければ、IFA等の専門家にブレーンに入ってもらい、リスク許容度と想定リターン計画を設計の上、健全な運用を支援してもらうとよいです。

たとえば、預金のうち3,000万円と、投資信託2,000万円を信託財産とし、信託金銭3,000万円で投資信託を徐々に買い付けていく。
投資信託を5,000万円規模にすると、利回り5%の複利運用で、10年後には約8,000万円になります。今後10年間の取崩し額に相当する運用益にもなりえます。

長期投資として10年を確保することにより、一般的には、現在のウクライナ情勢に代表される市場混乱を含めても、世界経済の成長に合わせてプラスリターンに収斂できます。
10年でシナリオ通りにいかなくても、15年、20年という期間を確保すれば、プラスリターンに収斂できる確率があがります。

父様、母様、そしてご相談者に承継されるまでの時間軸で考えていくとき、家族信託の中で資産形成・運用をしていく戦略を採り入れて、信託財産とする財産の範囲を決めていただくのもよろしいかと思います。


家族信託と資産形成に詳しい専門家にアドバイスを受けるとよいでしょう。

回答No.1    2022.05.03 10:40


竹内 佐江子  行政書士 東京都

得意分野:相続・遺言・信託コンサルティング、後見、死後事務支援

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預金一部のみでいかがでしょうか。

お父様とお母様が数年で自立生活がむつかしくなりそうだとのこと。

ご年齢的には80歳超とお見受けしました。

100歳までの生活資金が年金で賄えるかという資金寿命を計算してみましょう。

仮に年金収入がご夫婦で360万円くらいであるとしてお二人とも施設入居となると50万円以上の費用が一般的にはかかると推定します。
年間600万円ですね。
年金では年間240万円足りませんので、毎年240万円ずつの預金の取り崩しが始まります。

ご両親が85歳から施設に入るとして100歳まで15年。
2400万円の金融資産の取り崩しができればOKですね。

預金が認知症により凍結されることがなければご両親のライフスタイル維持コストは支出できるようになりますから、2400万円前後の預金を家族信託するということで最低限の備えはできるでしょう。

ただ、将来のことはわかりませんので、余裕をもって信託財産の設定をする方も多いです。

追加信託も可能ですが、その時に意思能力がないと、不可能になってしまいます。

いずれにしても、信託財産の種類(不動産や有価証券はかなり複雑な手続きも必要になります)や信託財産の価格によって、家族信託の組成時のコストは上昇するのが一般的です。

ライフスタイルとライフプランに応じて適当な金額を決めていきましょう。




回答No.2    2022.04.30 19:49


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